第11回「笑顔のごはん」(2010.02.19)
島の短い冬が終わり、すでに桜も咲いています。今回は以前から、ゆっくり、お会いしたかった方に声をかけました。
“キッチンじゃからんだ”のちかこさん。
秋に、彼女のワークショップに出かけたことがあります。
マクロビオティックのお料理????
食べることや作ることは大好きなんだけど、習ったのは、母とおばあちゃんだけ。
私にとって、初めての“お料理教室”
20人位の知らない人に交じって、ちょっと、緊張。
小さい体のちかこさんは大きな笑顔で、大きなお鍋に、沢山の種類の野菜を重ねて、
それぞれの野菜の旬や性質を説明しながら煮ていきました。
できた物はお野菜いっぱいの優しいスープ。
おいしいねぇ〜〜♪周りの人達と、すっかりにこにこ顔で、お腹いっぱいになったワークショップでした。
そんなちかこさんとお友達になれたらいいなぁ〜〜と思って、お家に伺いました。
砂山ビーチ近くにあるお家では、リキとキオラの愛犬2匹と暮らしています。
2階の入口のテラスには、ウッドデッキがあり、大きなテーブルが迎えてくれました。
お家のあちこちに、お散歩の時に拾ってきたサンゴや貝が置いてあり、自然体で優しい空気が流れていました。
お気に入りの広い屋上からは海が見える静かな場所。
月に何度かお家で、お料理教室もしています。



ちかこさんのお仕事は、お料理を創ること。
島で採れた野菜を中心に使ったお料理教室の他に、ケータリング、島のフルーツを使ったジャムやカード(カスタードクリーム状の物)の商品の制作があります。
ケータリングでは、個人のお家でのパーティーや観光に来られた方に島の食材を食べていただくために、滞在先のホテルやビラにも運んでいます。
ウエディングパーティーや、島のきれいな夕陽の見えるサンセットクルージングディナーもやっていて、お料理と一緒に楽しく豊かな時間を創っています。




最近、可愛いレシピ本も作りました。
“宮古島のがちまや〜”「がちまや〜」は沖縄で食いしん坊の意味
島野菜いっぱいのちかこさんのごはんのレシピが18品紹介されています。
以前ご紹介した、イラストレーターのあやこちゃんが、ちかこさんのお料理を楽しくて元気に絵にしています。食いしん坊さんは要チェックです♪

オーストラリアや東京で暮らしたことのあるちかこさんが島に来て11年。
はじめはレストランをしていました。
がむしゃらに働き、パートナーと毎日ケンカしながら、売り上げも気にしながらの料理。
ある朝、足が全く動かなくなり、ベットから起きあがれなくなったそうです。



そこから彼女が学んだこと。
“自分が楽しい状態、元気な状態でお料理をする”
調子の悪い時に作ったお料理は、食べた方にも伝わると彼女は思っています。
お料理を食べた人が、元気になったり楽しくなったり、ホッとしたり・・・・そんなものを創りたい♪
今もお休みのない忙しい生活なのですが、その時学んだ“楽しく元気に頑張る♪”過ごし方が、ちかこさんの笑顔から感じます。
楽しく過ごすって、体にも心にもいいんですね。
ゆる〜く時間の流れる島で、自分らしく生きていくというのは、簡単そうで、そう簡単じゃあない。
1年島にいて、時々思う事です。
流れちゃいそうな時間を丁寧に生きて、妥協しそうなことにもちょっとだけこだわらないと、形になっていかない。
ちかこさんは、力を抜いて、そんな生活をすでに築いている。そう思いました。
島に来られることがあったら、ぜひ、ちかこさんのお料理を食べてみてください。
小さな島で育ったワイルドな野菜たちが、楽しくて、優しいお料理に変身しています。
飾りすぎず、でも、丁寧に盛り付けられて、思わず、「おいしそう〜〜♪」の声が出ます。
体は食べた物で、できているから、ちょっと食べる物変えただけでも、体も心も変わるよね。
あんまり頑張りすぎず、ちょっとおいしい物食べに来てほしいなぁ〜〜
ぜひ、ぜひ〜〜私もそう思います。
私も、ちかこさんを見習って、頑張りすぎず、楽しく、笑顔で、頑張りたい!!
そして、時々、ちかこさんのおいしい物いただきたい・・・
ちかこさんのお料理は島の宝かな・・・そう、思った一日でした。
“きっちん じゃからんだ”



