第14回「人をつなげる籠」
約2カ月、あちこちで春のイベントして、5月の終わりに島に戻りました。私が戻ったら、島では、イベント続きで、今度はあちこちからお客さんが島へ来ました。
夏のイベント準備♪な〜〜んて思ってたのに、お客さん達と楽しい時間過ごしてしまって、
あっという間に時間は過ぎてしまいました。
「シマカラ テカラ」1回飛んでしまったぁ〜〜^ごめんなさい。
どんな風に、あっという間かというと、
5月の最後の週末は“ミュージックコンベンション♪”
このイベントは、私が、もっとも!!といっても良い位楽しみにしている島のイベントで、
初日の金曜日は島の人に向けて、“前浜ビーチ”で“フリーライブ”があります♪
クーラーボックスにBEERなど入れて、ゆるゆる夕日が沈むのを見ながら、
ライブを聴くのです・・・今年は、古謝さんよかったぁ〜〜♪
そうして始まり、3日間夜昼音楽三昧です♪たのしいっね♪
そして6月の初めの週末は“ツールド宮古”
そうです。チャリンコです。
全国から自転車持って沢山の人が集まります。
知り合いが出るというので、ゴール前で応援。今年は、ほんと良いお天気でした。
翌週は“ハーリー”大漁祈願と航海の安全を海の神様にお願いします。
“サバニ”という特別な船に乗って湾の中をレースします。
またまた知り合いが出るというので、応援へ〜〜〜
毎週末、本当に島はイベント多いです。
という訳で、あっという間に時間が過ぎていくのです・・・
言い訳はその位にして・・・
今回は、そんな賑やかなイベントのお話ではなくて、すてきな籠のお話。
私がこの籠に出会ったのは、島に来てすぐの頃。
中央公民館で開かれた“ユニバーサルデザインへの道”というイベントだった。
「シマカラ テカラ」の2回目でも紹介した籠。
なんとなく衝動買いしたけど、使ってみると、1リットルの牛乳パックが横に2個並び、
卵のパックも入れやすく、スーパーマーケットへ行くには、ピッタリの籠だった。
島でも、ビニール袋は有料なので、この籠はスーパーへのお供となって、
今では、アトリエの裏口にいつでも出動できるように置かれています。
この籠オリジナルで作りたいなぁ〜〜と思って色んな人に聞いてみたら、
一人の人にたどり着きました。
加島良枝さん。
彼女は空港から少し東へ行ったところの“青潮園”という施設で働いています。
さっそく訪ねていくと、私のお願いを快く笑顔で引き受けてくれました。
広い施設の一角にクラフトテープが沢山積まれ、みんな思い思いに色んな籠を作っています。
廊下には出来上がった籠に値段が付けられて、そこで買う事もできます。

この施設は、身体に障害を持った人が17人通って来るデイサービスの施設です。
加島さんは創作活動の担当で、はじめは折り紙や箸袋などを作っていたのですが、
何か他にもっと、楽しみながらできるリハビリはないかなぁ〜と思い、
彼女が主婦時代にやっていたこのクラフトテープの籠の残りの材料を持って来てみました。
クラフトテープの籠は手に優しくて、また作り直すことが出来ます。
片手しか使えない人はテープを押さえる係をしたり、上手な人が教えたり、
みんなで作る事が出来るようになりました。
無理なく楽しみながら・・・とやり続け、3年目には売れるような籠が
出来るようになりました。

折り紙や箸袋では喜んで使ってもらえる時間が短いが、
籠なら長く使ってくれる人も多く喜んでもらえる。
この籠は、引きこもりがちになりやすい彼らに無理なく社会との扉を開いてくれました。
毎年夏に行われる“青潮園祭り”では、人気商品になり、
今では、私のようにオーダーに来る人も多い。
私の依頼に丁寧に作ってくれる籠達は、この春夏、私のイベントでも大人気で、
持って行くといつも完売になります。
そして、籠を取りに行く時に、「今度は○○まで行くんだよ♪」というと、
作ってくれた皆はにっこり喜んでくれます。

「このクラフトテープの籠を始めて、自信が出てきたんです。
自分たちの手で作った物が売れていき、また作る意欲が出てきて、
顔まで変わったね♪といわれます。」
と、加島さんは言っています。
ほんとうにそうなんだ!と思います。みんな楽しそうに一生懸命作っているもの。
でも、私は、ちょっと、思っています。
クラフトテープの籠も素敵だけど、加島さんの誘導が素敵なんだと。
私もいつも行くたびに嬉しい気持ちになって籠を買って帰り、
次は、どんな籠作ろうかなぁ〜〜と、ワクワクしますから・・・
きっと、施設のみんなも加島マジックにかかっていると思いますよ♪

急がず、一緒に色んな籠作れたらいいなぁ〜〜
島にきて、とても嬉しい出会いです。ありがとう。


