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case study11 「LABO〜くらしの実験室」くらしのじっけんしつ。 第6回 実験を終えて〜「育てるおくるみ」 募集、実験ともに終了しました 今回は12月より開始しました「おくるみ実験」(←こんな名前だったのか?)が2月をもって終了しましたので、この3ヶ月間、実験参加者の皆様(皆様のご紹介は第5回をご参照ください)からいただいたご意見と2月末に行いましたアンケート結果をもとに実験結果をご報告させていただきます。 ● 素材 ●
● デザイン・機能 ● -- サイズ -- まだ1歳に満たないお子様にはちょっと大きすぎ?というご意見もありましたが、暴れん坊のお子様にはこのくらいの大きさがちょうど良いとのことですし、私たちとしても子供から大人まで長く使っていただければと思っていますので、全般的にはこの大きさでよかったかと思ってます。リバーシブルでどちらを外にしても可愛い、一般的なベビー用品にはない色合いがよかった、というのも私たちとしては嬉しいかぎりです。 -- ボタン -- ボタンがついていたのもとても好評で、さらにもう数ヶ所ボタンがあったら違ったくるみ方ができてよいというご意見も。しかし、フリースタイプのおくるみにかぎっては、ちょっとボタンが弱かったようですね。これについては以前BBSのほうでも説明しましたので詳しい説明は省かせていただきますが、フリース生地同様こちらも今後の課題にさせていただきます。 -- ひも -- ひも(くるくる丸めたおくるみをしばるひもです)についてはまったく使わなかったという方もいらっしゃいましたが、持ち運びの際便利だった、子供がさわったりなめたりと遊び道具になっていた、おくるみ本体にくっついていてもよかった、というちょっと意外なお答えながらも、私たちも納得!でした。本体にくっついていればなくすこともないだろうし…。でも、ボタンを増やしたり、ひもをつけたりってデザインとしてはどうなんだろう?危なくないのかなぁ…?そんな疑問になかなか答えが出せず、ここ最近は頭の中をおくるみがグルグルと回る日々が続いています。もう夢見そう…。 ● 使用方法 ●
ちょっと変わったデザインのおくるみですが、みなさんいろいろと使いこなしてくださいました。 お昼寝時、ベビーカーでのお出掛けに膝掛けとして。外出時のおむつ替えシートに。ワッフルタイプでは吸収性にもすぐれているのでお風呂上がりのローブ代わりに。フリースタイプではコート代わりにマントとして。大人が使う場合は、膝掛け、肩掛け、部屋着のズボンの上から巻きスカートのように…。ちょっとおもしろかったのは、スターウォーズのコスプレ用!ですね。 ちなみにベビーカーでの使用方法はBBSでもいくつか紹介いただきましたが、ここでも少しご紹介を。 例1:ボタンをスタイのように首の後ろでとめてフード部分を前にします。するとポケットのようになり、おしゃぶりや食べこぼしをキャッチしてくれます。 例2:フード部分で足置きをすっぽり包んでしまうと、おくるみをけとばしてしまうのを防いでくれます(写真下)。こちらはお子様が大きくなってしまうとちょっと無理かもしれませんが、寒い冬にはおすすめでしたね。 実験がスタートした当初、写真やイラストでの説明書があったらわかりやすいかも、というご意見もあり、ただいま制作に入っております。 ![]() ikedaさんより ● 価格 ● 今回の実験を始める際、私たちが設定していた希望価格(ワッフル×ガーゼ¥5,000 フリース×ガーゼ¥5,500)に対し、贈り物としてならそれほど高くない(妥当だ)と思うが、普段使いでのおくるみという面ではちょっと高いと皆様感じられてるようです。う〜ん、きびしぃ〜。価格については私たちも最も悩むところなのですが…。すべて手作業なのでおくるみ一枚を仕上げるのに結構手間がかかっているのです。そういったことを考えると今の価格以下には下げられないというのが正直なところですねぇ…。 ● 実験を終えて… ● 2月初旬、BBSにいただいた「育つおくるみ」というご提案がありました。これはまさに最強のおくるみで、フリース、ワッフル、ガーゼなど生地ごとにバラで販売し、どの生地同士でもくっついて一枚になる。片面だけ生地を替えたり、色を替えたり、ボタンも子供の成長にあわせて付け替え可能とのこと。(もちろんこの提案はこんなおくるみがあったらいいのになぁ…というものなので、どうやって作るのかという詳細はとりあえず考えずに…。) 私たちもちょっと心くすぐられる思いでこの提案についていろいろと考え、これをきっかけに私たち実験室のありかたみたいなものも改めて見つめ直してみました。そこで思ったのが、もしかしたら「育てるおくるみ」でもよいのではないかということでした。 私たちが今回の実験結果をもとに改良し、納得できるおくるみができたとしても、人それぞれこだわるところは違いますし、使い方も違いますので、やはりそれはすべての人をうなずかせるものにはならないと思うのです。そこで、それを補うという意味でも、このおくるみを皆様の手で育ててもらうというのはどうでしょうか。かなり勝手ではありますが、そんなカタチもあってもよいのかなぁと。(これって作り手としては失格かしら?) このおくるみを手にとった方々それぞれの生活スタイルに溶け込み育っていくおくるみは、作り手である私たちの思いだけでなく、育てていく人たちの思いも込められ、もっともっと長く大切につかってもらえるような気がするのです。 今の世の中、ものがあふれ、ひとつのものと長く向き合うことが少ないですよね。そんな今だからこそ、この一枚のおくるみを「育てる」ということでそんな気持ちをとりもどせたらいいなぁ…なんて。たぶん「育つおくるみ」も「育てるおくるみ」も行き着くところは長く愛されるものになったらなぁ、ということなんですよね。思ったことが適切に表現できているか、あまり自信がありませんが、なんとなく伝わりましたでしょうか…。 ちょうど半年前くらいにこのモニター応募(=おくるみ実験)をしてみませんか?と編集の方々からお話をいただき、もちろん、やりま〜す!と始まったこの企画。応募が来るまではもう不安でいっぱいだったのに、気がつけば、えっもう終わっちゃったの?ほんと今はそんな感じです。ホッとしたような、寂しいような…。 こういった試みは私たちも初めてのことだったので、実験参加者の皆様をはじめ、お断りしてしまった方々、このモニター応募という企画を後押ししてくださった編集の方々にも、なにかとご迷惑をかけてしまったのではないかと今になって反省してみたりして。 あ〜すればよかった、こ〜すればよかったなどと思うこともしばしば…。でも、やっぱりやってみてよかった!というのが実感でしょうか。皆様、本当にご協力ありがとうございました。 このおくるみ実験でいただいたご意見にどこまで応えられるのか、今、まさに試行錯誤しながら試作に励んでいるところです。次回には新しいおくるみをご紹介できることと思いますので、どうぞ楽しみにしていてください。(2003/04/01) |
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