case study14
「LOVE & PEACE HOME TOWNは地球!
-発信するこどもたち-」
浦田千恵 沙緒音

第3回 この子たちの夏 平和Tシャツを着よう
       


しおんとしおんの平和Tシャツ


ゆうかちゃんと
ゆうかちゃんの平和Tシャツ

広島、長崎、終戦と平和について考えさせられる事の多い夏休みの8月6日、私はしおんと竹下ゆうかちゃんを連れて、“この子たちの夏”を見に行きました。
これは広島、長崎の被爆者の手記を朗読劇にしたもので、毎年どこかで公演されています。二人とも平和Tシャツを着てでかけました。不思議なもので、平和Tシャツを着ると子どもたちが誇らしげに見えたりして、二人とも平和に関しては一言云わせてもらうよという感じになっているのです。

ところが内容は大人にとってはけっこう重いもので、8月6日のその日にという私の思惑にも関わらず、二人とも以外に冷静というかイメージできないのか、ちょっと長くて飽きちゃったという感じ。公演後には出演者の方々との交流会があるのですが、もうとっても無理だと思っていたら、出るっ!せっかくTシャツを着てきたんだもん、何か言いたいという二人。しかし、会場はけっこう広く、8割位の方は残っているという状態。次々と年配の方の手が挙がる中、なかなか手が挙げられない。
あと一人といわれ、ゆうかがしおんの手を取って、立ち上がった。
「私達はこの平和Tシャツを作って、イラクのこども達のためにお金を集めています!」
「1枚で1000円の寄付ができます!」さすがにみんな子ども達を振り返った。公演の感想については、「原爆って大変だったんだなと思った。」ということでした。

事実を知る事は大切だけど、今は行動する事にわくわくしてる彼女達でした。発言することができた二人は、まわりのおばさま達にも褒められ、Tシャツを買いたいという人にも声をかけられ、すごく堂々と説明したりなんかしてて、私の方が慌ててしまいました。結局、5枚の注文を承り、うきうきと帰った私達でした。

それから我が家では、Tシャツを着たしおんのはがきを作り、おでかけの時はたいていTシャツを着てでかけました。うちの母は、手もとにTシャツもないのに、孫のすばらしい活動ということだけで、たくさんの注文を取り、結局27枚を売ってくれました。魚屋さん、美容室、近所の方々、お茶のおけいこ仲間とおばあちゃんの行動力にもびっくりの夏でした。(2003/11/15)








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