case study16
「アフリカ ケニア ホームステイの旅」

州統.tom+さっち


<さっち>

jumbo!
今年は台風の当たり年。
10/10は晴天率が高いことで知られているが、今回ばかりはそうもいかず。
2004年の体育の日3連休、運動会は順延につぐ順延となり。
予定していた家族でのレクリエーションも大幅変更を余儀なくされた。

州さんの連休中唯一の外出といえば、東京オリンピック40周年の関連イベントに参加したのみ。
ほとんどさっちのお伴状態であったが、これがなかなか人生と近代歴史の勉強となったようだ。
雨の合間に国立競技場で日本選抜vsハンガリー選抜を観戦し、
何故相手国にハンガリーが選ばれたのかを知り。
その後開かれた赤プリのパーティーでは、
クリスタルパレスの大広間に写し出された東京五輪当時の映像に見入り。
2人共「うわ〜、モノクロだねぇ」と時の流れに感嘆。
会場にいらした40年前のメダリストの皆さんからは、苦労話や秘話もお聞きすることができ。
64年当時まだ生まれていなかった母子にとっては、大変に貴重な体験となった。
昔のオリンピックというのは、今のように夏休み中開催ではなかったんだね。
東京大会は10月10日が開会式だったんだそうだ。
それで数年前にハッピーマンデー制度が導入されるまで、この日が「体育の日」となったのか?
やはり家に引きこもらず、色々な所に出歩くと色々なことが勉強になるものだ。

『丸1日を潰して、赤道へ』

ケニアホームステイの旅でも、アポロの家ばかりに留まっていたら、
そこでの生活のことだけしか知らず帰国となってしまう。
せっかくケニアに来て、それだけではもったいない。
グランパには、オールドスタイルマサイに連れて行ってもらったり、
ドライバーのジョンにはニュースタイルマサイビレッジを紹介してもらったりもしたが、
それ以外にもケニアには知りたいことがまだまだ山程ある!
とはいえ限られた予算と日数制限の中で、片道5時間、約丸1日を潰して、
ワザワザ「赤道」だけを目指す観光客というのもなかなかいない気がする。
国内には、もっと見どころが沢山あるしね。
キリマンジャロのついで、サファリの帰りに通って
「ここ赤道なんだ。へぇ、じゃあ、記念写真を撮るか」くらいのノリの所なのかもとも思う。
滞在時間数十分。
北半球には20歩戻っただけで、また直ぐに南下の旅に戻ったあたし達。
これだけの為にわざわざ北上に付き合い、
ドライブを1日中してくれたジョンには心から感謝である。



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ここが赤道直下の町「ナニュキ」。 こんな風になぁーんにもない所です。 車もあんまり通らなかった。









僕達の住む北半球で実験。 確かにマッチの横に木屑はない。



赤道上でのマッチは一応止まっていますが…。 ややや…!?



疑惑の木屑



お昼になると太陽ギラギラで暑いねー。 ところで、ここは赤道上?赤道直下? 本当はどっちが正解なわけ?



実験のお礼に学校で習った和太鼓、日本のリズムを披露。 お土産屋の人が出てきました。








『コリオリの実験!〜謎の木屑』

わざわざ「コリオリの実験」の為だけに、
自腹で遠くからやって来る観光客というのは、
あたし達以外にも存在するのだろうか?と思いながらも降車すると、
そこには、廻りがささくれた小さなプラスティックのジョウゴとバケツが用意されていた。
結構ネンキが入った代物である。
やはり、ここに来ると実験はオプションとして付いているのかも?
知らぬ間に看板沿いの店のお姉さんらしき人が説明をはじめ、
実験のお姉さんに早変わり!
州さんまずは赤道看板の真横に立って、
南半球と北半球に向かって20歩ずつ歩いて実験。
確かに南と北では、マッチ棒の回転は逆に廻っている。
そして最後に、赤道上での実験。
「どうなった?」と聞いてみると「本当だ。止まったねぇ」と州さん。
ほほーう。地球って本当に不思議である。
と、素直に感動したのも束の間、
母の頭の中にはある疑惑が浮かんできた。
疑惑に気付く、いぶかしく思う癖みたいなものは、
ある種職業病のようなもの。
実は、実験中には気付かなかったのだが、撮影したデジカメ画像チェック時に、 ん?と思うような物体を発見してしまったのだ。
疑惑の主は、水の上に浮いた木屑のようなもの。
北半球と南半球のマッチがクルクルと廻る実験時には、
水の上にその存在は確認できなかったのだが、
マッチがピタリと止まるという赤道上の実験時にだけ、
それは出現している。
←写真にも写っているんだけれど、わかるかな?
これはもしかして、
(仮説)本当はマッチは赤道の所でも軽く廻ってしまう?
→だから、木屑をマッチの回転止めにした?
→これで「赤道でマッチは廻らない」という定説や夢を壊さないですむ
→ということ手心がを加えられた?

さぁ、真実はいかに? と思い振り返ると、
もはや実験セットはキチンと片付けられ、後の祭り状態。
そんなこんなで少々腑に落ちない部分をくすぶらせながら車に戻り、
ジョンに「コリオリの実験って、何かトリックなぁい?」と尋ねた。
すると、彼は非常にまっすぐな瞳で「ないよ、あれは本当にそうなるんだ。不思議だよね」と。
それ以上は聞くまでもないと思い、
今日までその謎はそのままにしてある。
でも、そうか、もうあれから1年以上が経つんだよね。
個人的には、もうそろそろ夢の演出を時効にして、
真実を日本国内でリサーチしてみようかな。
州さんはもう忘れちゃったかなぁ?
今でも謎だと思っていたなら、いつか自分でもう一度、
今度は自分の息子でも連れて、赤道再実験の旅に出てほしいものだ。

(2004/10/25)







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