case study19 「阿佐ヶ谷住宅」
 
朝の風景
テラスハウス

「阿佐ヶ谷住宅」居住者の特権は早朝の風景を見れることかもしれません。全てが蒼みがかり「朝はまっさらから始るんだ」と気づかされます。

子供が赤ちゃんの頃は明け方に起きることも多く、そんな日はすぐに窓やドアを開けてこの風景に見入っていました。

一瞬、ハワイのような南国にいる錯覚を感じたり…。

ハワイに暮らす友人に話すと「朝は緑たちも起きるから空気も澄むんだよね。だから緑が多い南国と空気が近いんじゃない?」とのこと。

なるほど。

家の周りに木々が多いことも贅沢ですが、こんな一瞬こそ贅沢なんだ…と感じます。

 
ドアノブと錠前
築山
阿佐ヶ谷住宅は築48年とあって所々に年代物が…。

うちの場合は「ドアノブと錠前」がかなり自慢です。
素敵なんです。

窓をリフォームしていないお家は窓も素敵です。
窓枠などは勿論なんですが、「窓ガラス」が本当に良いんです。
分厚くて少しデコボコしていて、少し気泡なども入っていたりして…。

再開発されてもこの宝物は使い続けて行きたいです。

 
コーカサスとアルメニアとアルザス
どんぐり
阿佐ヶ谷住宅の最後の風景を多くの方に見て頂きたくて、「暮らしの教室」という小さな教室を月に数回開催しています。

先日は「瀬戸口しおりさんの料理教室」でした。

瀬戸口さんは「吉祥寺kuukuu」にて腕をふるっていました。
今は惜しまれつつもクローズしてしまったのですが、「kuukuu」の正式名は「諸国空想料理 kuukuu」です。
その国のことが浮かんでくるようなお料理や飲み物が愉しまれていました。

そんな「kuukuu」で働いていた瀬戸口さんのお料理はどこか旅をするような雰囲気です。
今回のメニューは「コーカサス風 塩豚と押し麦のスープ/アルメニアのパン/アスザス風 冬のサラダ(ザクロドレッシング)」

寒い冬には身も心も温まる献立です。

瀬戸口さんの3日間熟成させた塩豚を確認するように触る様子やパンの生地を手際良くこねる様子を見て、惚れ惚れとしていまいます。

料理をすることを慣れ親しんだ手です。

「阿佐ヶ谷住宅」と「瀬戸口しおりさん」。
どこか、雰囲気が似ている気がします。

生徒さんをお見送りしながら、阿佐ヶ谷住宅と瀬戸口さんのおかげで良い時間を過ごさせて頂いたなーと私は毎回感謝するのです。

 
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