| case study20 「学ぶことは心に翼をもつこと。」 第6回 教育基本法からこぼれ落ちた男女共学 |
||
息子は1992年6月生れ。PKO法案が可決された翌日に生まれました。 法律が変えられると、世の中が少しずつ変わってしまう。そう考えたとき、私が心配していることのひとつに男女共学のことがあります。改定前の教育基本法には「第5条(男女共学)男女は、互に敬重し、協力しあわなければならないものであつて、教育上男女の共学は、認められなければならない」とあり、この一文は改定ではなく、全面削除されました。 経済の低迷、少子化問題を、女性が家庭へ回帰することで解決しようとする人たちの短絡的な構図が見えてしまうのは私だけでしょうか。そのために、女子は女子らしい教育をする、そんな方向に世の中が進んでしまうとしたら? すぐに変わらなくても、今0歳の子どもが10歳、15歳になったときのことを考えてみましょう。 |
||
|
||
| 母親に売春宿に売られたとき、その少女はまだ8歳でした。母は足にしがみつく彼女を蹴り飛ばし、50ドルを握りしめて去りました。少女は殴られ、陵辱され、麻酔もかけずに縫合され、処女として別の売春宿に売られ、それを何度も繰り返さねばならなりませんでした。これは決して昔の話ではなく、カンボジアやタイの現在です。 本書は、そんな少女たちを救うために「アフェシップ」という救援組織を立ち上げ、少女たちを匿い、売春業者の脅しと戦い続けている著者が綴ったドキュメント。著者自身も、カンボジアの少数民族出身で、12歳でレイプされ、売春宿に売られた経験を持っています。「彼女たちが経験したことをわたしも経験してきた。その傷跡を身体にも心にも残しているわたしにとって、彼女たちはまたわたし自身でもある。苦しい体験を共有しているわたしたちは、互いに口をきかなくてもわかりあえる」と著者。 日本で作られたポルノビデオの影響で幼い子どもたちが残虐な行為に晒されている事実。七生養護学校事件(詳細は前回の連載をごらんください)のように性教育が正しく行えない方向へ進んでいる今。セックスが愛の一つの形であり、幸福な行為であることを正しく教えない社会が、どんな結果を招くか。男女が正しく平等であること、男女が共に学ぶことはとても大切なこと。この本は、今私たちが考え、行動しなくてはならないことがたくさんあることを教えてくれます。 |
||
![]() |
||
みんなで読みましょう『みんなの9条』! |
||
|
|
| (C) Copyright 2006, CLUBKING Co. All right reserved |