へんしゅうぶより
水滴(すいてき)がたくさんある絵(え)のページもいっしょにみてください。
せかいの5人に1人は、きれいな飲料水(いんりょうすい)をえられないでいます。




photo: Sayuki Inoue (Snappin' Buddha)



水は生活の基本

もう十数年前になりますが、dictionaryは美しくポエティックなペリエの広告を創ったことがありました。 下條ユリさんのイラストに、桑原茂一の文。 数年後、絵本「みずのはな」(クラブキング刊)誕生のきっかけとなったこのコラボレーションにご理解をくださったのが、当時ペリエジャポン(株)の副社長だった堀芙紗子さんです。

当時より一貫して、「水は生活の基本」とおっしゃる堀さん(現(株)ロジスティークジャポン代表)。 良い水を使うこと、これ以上水を汚してはいけないということを、優れた商品を紹介することでメッセージし続けています。 そして今、人が飲むこと以上に大量に水を使う「洗う」という営みにおいて、いかに環境と共生できるかという視点から紹介されているのがベルギー発の洗剤「エコベール」です。

エコベールの原料は、すべて持続可能な天然資源、ヤシ、パーム、サトウキビ、綿実、大豆、菜種など植物がベース。 界面活性剤は使用後3日以内に洗浄力を100%失い、7〜8日で99%以上の完全生分解。アレルギーの原因となる成分は一切使用しない。エコベール社は、数年前に製品フォーミュラー(処方)を公表したそうですが、原料から製法にいたるまでを公開した裏には、商品への自信と、環境への配慮をうたいながら化学物質を使っている洗剤が多いことへの警笛もあったに違いありません。

堀さんが残念そうに話していたのは、エコベールの裏ラベルに「台所用合成洗剤」と表示しなくてはいけないこと。 日本の法律で洗浄剤は、「石けん」「複合石けん」「合成洗剤」の3つに分類され、エコベールのように植物原料でつくられた安全性の高い洗浄成分を使用しているものでも、石けん以外は「合成洗剤」と表示するしかないことでした。 そういえば、うちの小5の娘から「うちの洗剤は、石けん?合成?」と聞かれました。学校の環境学習で、洗剤について勉強をしたらしいのですが、やはり石けん=環境にやさしい、合成洗剤=環境に負荷がかかる、と教わっているようです。もっと、原料自体を見抜く目を持てたらいいのに…。

また、商品の価格について。たとえば、店頭には100円台で売られている洗剤もたくさんあります。もし、その商品が環境にダメージを与えるとしたら。その環境を修復するコストは、結局自分自身が、もしかしたらこどもたちが、孫たちが支払うことになるのかもしれません。そのコストも考えて価格を判断する。たいへんですが、そんな視点が私たちには必要だとmother dictionaryは考えます。 ひとつの洗剤を通しても、考えられることはたくさんあるように思っています。(新堀桂子)






食器用洗剤(500ml 580円)の他、洗濯用洗剤、おしゃれ着用洗剤、住まいのあらゆる掃除に対応する住まい用洗剤があります。
→ECOVERお問い合せ (株)ロジスティークジャポン 0120-61-9100(通信販売も可)
ECOVER ホームページ(英・仏・蘭語のみ)



フリーペーパーdictionary no.99(8/10発行)のBサイド特集「mother dictionary」制作には、各ページでご紹介する企業・団体のご賛同・ご支援をいただきました。mother dictionaryは、リスぺクトする企業・団体のみなさんとも一緒に「明るい未来」を考えていきたいと思っています。

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