case study11 「LABO〜くらしの実験室」くらしのじっけんしつ。
第12回 手染めのおくるみ、完成です! 昨年の夏より制作を進めてきた「手染めのおくるみ」。今回ようやく完成の報告となりました。
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名前は「手染めのおくるみ」。そうです、またまたあえて「おくるみ」とつけました。 ここまでおくるみに熱くなる人たちもそういないと思いますが、やっぱり「くらしのじっけんしつ。」といえば「おくるみ」ですよね。 おくるみは赤ちゃんを包むもの。もちろんそこが原点ですが、あかちゃんが喜ぶ気持ちよさは大人だって気持ちよいはず。赤ちゃんのためだったおくるみがお母さんも一緒に使えたり、自分のためだった羽織りがあかちゃんのおくるみになったり、さらにはおばあちゃんの羽織りがお孫さんへ・・・なんてことも! 世代を超えて手渡されていく新たな贈り物にもなってもらえたら、という思いを込めたおくるみ、それが今回私たちが提案する「手染めのおくるみ」です。
今までのおくるみも素材、色、形などあれこれ考えて完成させたものでしたが、より自然に近い素材のオーガニックコットンを使いたい、さらにもう少し大人が使いやすい色合いにしたいし、染めるなら天然の素材がいい!でもそうなると自分たちだけでは難しい・・・。ならばその道を極めた方にお願いするのはどうだろう・・・。こうして辿り着いたのが、京都で手染めをされている「手染メ屋」青木さん。昔ながらの天然素材を使った染めの色は、とても奥が深く心地の良い色具合なのです。そして青木さんのご紹介で、この染めに相性の合うオーガニックコットンのガーゼを使ってご自身もモノ作りをされている「garage」中西さんに製作していただくことになったのです。そしてオーガニックガーゼのしっとりふわふわな肌触りは赤ちゃんにはもちろんのこと、大人が羽織った時にもなじむ染めの風合いとカタチに仕上がりました。
思ったように仕上がったおくるみの最大の悩みが価格設定でした。 昨年の夏、「garage」中西さんとお会いしたとき、着物がなぜ高いのか、ということを話されていました。日本国内で数少ない職人さんが一針一針手作業で何日もかけて仕上げる着物だから当然高くなるのだと。最もだと思いました。最近では海外に工場を持ち、大量に生産し、安価で販売されるものが多く見受けられます。もちろんそれを否定するわけではありませし、必要なことだとも思います。ただ、そういったことが当たり前になってしまうのはちょっと寂しい気がするのです。 今回私たちが工場ではなく個人でお仕事をされている「garage」さん、「手染メ屋」さんにお願いしたのは、できるだけ作り手の顔が見えるモノ作りがしたかったからです。 生産地や生産者が明確に記されている野菜や果物がちょっと高いのと同じように、製作者の顔が見える、作り手の思いがこもった「手染めのおくるみ」もそれなりのお値段がします。でもそれはこの一枚のおくるみが仕上がるまでの工程を考えれば当然です。そうお安くはできないのです。(といってもこのお値段、これでも結構頑張ってお安くしたのです!)そのことをご理解いただいた上で手に取っていただき、永く大切に使っていただければと思います。そしてそれぞれの表情がきざまれていくおくるみの風合いをぜひお楽しみください。
「手染めのおくるみ」の詳細をご覧ください。
生地 オーガニックコットンのダブルガーゼと医療用のダブルガーゼ、素材の異なる2枚のガーゼを片面ずつ使用しました。この2枚のガーゼが天然染料で染められたとき、微妙な濃淡をだしてくれるのです。ダブルガーゼは夏は涼しく、冬は暖かく、とにかくオールシーズンOKです。フワッとクシュッと最高の手触りです。
縫製 「garage」中西さんが一枚一枚丁寧に縫製しています。 染め 「garage」中西さんによって仕上げられたおくるみを「手染メ屋」青木さんが一枚一枚手染めをしています。染料は藍、茜(あかね)、五倍子(ごばいし)、柘榴(ざくろ)、矢車附子(やしゃぶし)などすべて天然のもの。天然染料のやさしい風合いとダブルガーゼの手触り、相性抜群です! 均染剤などを使用しないため染め色に多少のムラがありますが、ムラも味わいの一つとしてご理解いただければと思います。
ボタン
平クルミボタンを大小2個ずつ使用。大の1つは着物のはぎれをあてたもの。おくるみの色に合わせ、それぞれ違った柄になります。その他はおくるみと同素材のガーゼをあてたもの。予備のボタン付き(無地大小1つずつ)
使い方
おくるみ
大人が羽織ったときの襟元が二重になっているので、くるっと折り返すとあかちゃんの頭を包み込むようなカタチになります。さらにひもを使ってギャザーをよせるとマトリョーシカ風おくるみの完成です!
ベビーカーでのひざかけ
ボタンを使えばずり落ちずにすっきりと留まります。(ベビーカーの種類によっては留められない場合もあります。)
こどもの羽織り
こどもが羽織るとこんな感じ。肌寒い時などささっとくるんであげましょう。
おでかけに一枚あるととっても便利です。
大人の羽織り
天然染料の風合いがぴったりの和っぽい羽織り。小さいボタンを使って袖のように留めることができます。
巻きスカート
付属のひもがループを通っています。生地を折り込んだりして好きなところで結ぶことができます。
取り扱い お気に入りのお色を出来るだけお楽しみいただくため、以下のことをお守りいただきますよう宜しくお願いいたします。 ○お洗濯について 手染めのおくるみはオーガニックコットンのダブルガーゼと医療用のダブルガーゼを使用しています。独特の風合いを長くお楽しみいただくため、天然の純石けん洗剤で洗ってください。(手染メ屋さんではミヨシ石鹸(株)の「無添加洗たく用せっけん」をおすすめしています。) ・洗濯用洗剤(石けん)粉が直接生地につくと変色する恐れがあります。お洗濯の際は洗剤粉を十分溶かした後、目の細かいネットに入れてお洗濯下さい。 ・漂白剤は絶対に使用しないで下さい。必ず色が落ちます。一般の洗濯洗剤にも漂白剤が入っている商品(アリエール・ニュービーズ・ニューダイヤ等)がありますので、ご注意ください。 ・天然染料は一般的にどれも長時間の日光照射に弱く変色しやすいものです。お洗濯後は日陰干しでお願いします。 ・ 藍染め、濃い色目のものは他の洗濯物に色が移る場合がございますので、必ず色物と一緒にお洗いください。 ○普段のご使用について ・天然染料の中には酸に弱いものが大半です。レモン汁やお酢などを落とさぬよう、お気をつけ下さい。 ・布地が濡れた状態で鉄や銅など金属に触れると暗い色調に変色することがございますので お気をつけ下さい。 ・汗による斑点状のシミが残る場合がありますが、お洗濯で取れますのでご安心下さい。 染め重ね 天然染料は化学染料に比べ色変わりしやすいもの。それでも色止めを使わないのは天然染料の色目をとても大事にしているからです。 そこで「手染メ屋」青木さんが思いついたという苦肉の策(?)が染め重ねサービス。 ご購入いただいた頃の色に戻すことは出来ませんが、近い色目まで染め重ねることは出来るとのことです。(現実にはご購入いただいた頃より濃い色目に仕上がる可能性もあります。)その他、ご購入いただいた際の色目とは違う染料による染め重ねも、条件が合えば出来るそうです。お使いになって色が変わったり褪せたりしましたら手染メ屋さんまでご相談ください。 *手染めのおくるみはmarketにてお買い求めいただけます。詳しくはこちら。
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